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2024.06.22内装解体の基礎知識
内装解体工事の種類と坪単価と単価の目安【九州・福岡の内装解体工事ブログ】
内装解体工事の種類と坪単価と単価の目安【九州・福岡の内装解体工事ブログ】
福岡県行橋市のみなさま、こんにちは!
福岡県を中心に九州で内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
九州、福岡で内装解体工事やスケルトン工事、原状回復工事を行なうとなった時、気になるのは内装解体工事や店舗の内装解体工事の価格や坪単価ではないでしょうか。
ここでは、その気になる内装解体工事の価格、坪単価などについて紹介していきます。
内装解体工事の種類と単価の目安
建物の内部を解体工事するスケルトン工事と原状回復工事はどちらも一般住宅の解体工事の際に使われる名称ではありません。
店舗やオフィス等の解体工事やビル等の解体工事の内装解体工事の際に行なわれる工事のことをスケルトン工事、原状回復工事といいます。
それでは、それぞれの解体工事も内容と単価について詳しく見ていきましょう。
内装解体工事の坪単価なども、あわせて紹介いたします。
スケルトン工事
内装解体工事の1つに《スケルトン解体工事》があります。
スケルトンとは《骨格》や《透明な》という意味があるのですが、建物や船などの骨組み、躯体という意味もあり、室内に内装などが何もない状態のことを指します。
例えば、街の物件を借りる時に《居抜き物件》や《スケルトン物件》といった言葉を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
つまり、スケルトン工事とは、内装が何もない《骨組みだけの状態にまで戻す》という意味があるのです。
そのために、スケルトン工事とは、柱や間仕切り、天井や床等の、人工的に作られたものは全て解体工事をする工事のことなのです。
店舗の解体工事をする場合、次に入る店舗の業種がまだ決まっていない、異業種が入居するので以前の店舗の状態のままでは継続して使用することができないといった場合などに行なわれる解体工事です。
原状回復工事
内装解体工事にはスケルトン工事ともう1つの内装解体工事の方法は《原状回復工事》です。
原状回復工事とは《元に戻す工事》のことであり、契約した時の状態に戻すということが基本となります。
全てを解体工事するという意味ではなくて、あくまでも契約した時の状態であり、契約の内容に沿った状態に《戻す》必要があります。
なので、物件を借りた時にスケルトンの状態だったケースでは、原状回復工事の時にも返す際にはスケルトンの状態にする必要があるでしょう。
一方、物件を借りた際に柱や何らかの設備などがあった場合は、それらだけを残した状態にまで解体工事を進めます。
スケルトン工事なのか原状回復工事なのか、これは入居者が決めるものではなく、管理会社やオーナーが決めるものなので、指示通りに解体工事をするということが大切でしょう。
もちろん、どんな内装解体工事なのかによって価格や坪単価は違ってきます。
内装解体工事の坪単価
内装解体工事の工事の価格は、坪単価によって決められる場合がほとんどです。
坪単価以外でも建物の構造や重機の搬入が可能かどうか、解体工事の現場が2階以上にある、周囲に建物が建てられているかどうか等によっても解体工事の坪単価は異なります。
以上のような条件に該当する解体工事の現場の場合、坪単価が高くなるので前もって内装解体工事の見積もりを依頼して、坪単価や価格の把握をしておきましょう。
例えば、重機を使用しての解体工事ができないような場所では、人による手壊しでの解体工事が必要となり、内装解体工事の価格が高くなってしまいます。
また、ビルなどの場合では、上下の階の店舗などが営業中であったり、周辺に建物があるような場合でも、解体工事の際の振動などで建物を揺らしてしまう可能性があります。
そのため、振動や騒音対策が必要になるため対策が必要になります。
この振動や騒音の対策のための価格が高額になる場合もあります。
内装解体工事の価格としては、10坪未満の場合では、坪単価は約10,000円~98,000円程で、70坪以上だと坪単価が約15,000円~49,000万円程でしょう。
ただし、立地条件などによっては100,000円以上の金額がかってしまうケースもあるので、坪単価は条件によってかなり差がでるでしょう。
内装工事解体の物件ごとの坪単価の相場
内装解体工事の坪単価として一般住宅では 15,000円〜45,000円程で、アパートやマンションの場合は13,000円〜40,000円程。
飲食店や居酒屋では約13,000円〜39,000円くらいで、店舗やショップなどでは 11,000円〜40,000円ほど、オフィス などの場合では12,000円〜36,000円程となるでしょう。
物件ごとの内装解体工事の費用の相場は、およそ30,000円前後になります。
坪単価の相場 | |
---|---|
一般住宅 | 15,000円 ~ 45,000円 |
アパート・マンション | 13,000円 ~ 40,000円 |
飲食店・居酒屋 | 13,000円 ~ 39,000円 |
店舗・ショップ | 11,000円 ~ 40,000円 |
オフィス | 12,000円 ~ 36,000円 |
物件ごとの平均 | 約30,000円前後 |
内装解体工事は、物件や立地条件などによって坪単価や費用が変わります。
また、解体工事をおこなう現場の広さや各物件に求められる解体工事の内容、構造などによっても坪単価や価格は変化し、依頼する解体業者によっても値段が違います。
そのために、内装解体工事を行う際は、前もって物件の坪単価や複数の解体業者に確認をして相見積もりを取ってから、実際に依頼する解体業者を決めるようにしましょう。
内装解体工事の坪単価が高くなる要因や原因とは
ここからは内装解体工事の坪単価が高くなる要因や原因について紹介をいたします。
内装解体工事の価格が高くなってしまう要因や原因を理解して、事前にできる事がないかをしっかり知っておきましょう。
厨房設備が多いケースや運搬に手間がかかってしまうケース
内装解体工事を行う際に、費用がかかってしまう要因の1つとして厨房設備の撤去作業や運搬です。
解体工事する店舗が厨房の設置をしている店舗であった場合では、厨房などの大型設備の解体をする際の価格が高くなってしまいます。
テナントなどを借りているケースでは、原状回復工事を求められることがほとんどでしょう。
そのために、厨房設備のように大型冷蔵庫やコンロなどが多いケースですと、配管や水道管の修復、運搬などに費用がかかってきます。
アスベストの除去をする必要があるケース
内装解体工事でアスベスト(石綿)の除去が必要なケースでも費用が高くなってしまいます。
アスベストとは、天然の繊維状の物質のことで、保温断熱の目的で建設をする際に、吹き付けられる場合があります。
1955年頃から使われ始め1975年頃まで、吹付けアスベストとして多く使用されてきました。
その後は、ロックウールや石綿含有保温材などに形を変えつつ、使用されていましたが、2012年3月からは製造、使用ともに完全にが禁止されています。
古いビルなどの場合では、アスベストが含有されてるケースがあるため、アスベスト調査をおこなって、含有している際には除去が必要となります。
アスベストは調査の費用も必要で、除去をするためには特殊な方法が必要となるので、解体工事の費用が高くなってしまいます。
アスベストは、非常に細かい物質となるために空気中に飛散していて、大量に吸引してしまう悪性中皮腫や肺線維症などの疾患を引き起こしてしまう可能性があります。
さらに、アスベストの撤去には、専門の知識や届出を出す必要があるので、前もって確認しておきましょう。
産業廃棄物が多い場合
内装解体工事をする時に、産業廃棄物の量が多い場合も解体工事の費用が高くなってしまいます。産業廃棄物とは、解体工事の作業を行なった際に出るゴミの事をいいます。
坪あたりの単価(坪単価)としては10,000円~50,000円程ですので、多ければ多いほど費用が増えてしまいます。
また、解体業者によっては、適切に処分をしてくれない場合もあります。
産業廃棄物の処理をするためには、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。
解体業者の場合、許可を得ている業者も多いのですが、産業廃棄物収集運搬業の許可を得ていない解体業者も存在します。
その場合は、解体業者とは別に運搬業者に収集依頼をする必要があるので、その分、解体工事の費用が高くなってしまいます。
安い解体工事の費用の解体業者の場合では、適切な処理をせずに不法投棄などをしているという可能性もあります。
自社で産業廃棄物の処理をする場合は許可証の確認をおこない、運搬業者を利用している場合にも運搬業者の許可証を確認するようにしてください。
ここでは、【内装解体工事の種類と坪単価と単価の目安】についてをご説明いたしました。
九州・福岡での内装解体工事に関しての ご相談・お見積もりは、是非、お気軽にコワース九州にご相談ください。