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2024.07.31内装解体の基礎知識
ロックウールを使用することのメリットとデメリット・アスベストとの違いは?【九州・福岡の内装解体工事ブログ】
ロックウールを使用することのメリットとデメリット・アスベストとの違いは?【九州・福岡の内装解体工事ブログ】
福岡県太宰府市のみなさま、こんにちは!
福岡県を中心に九州で内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
ロックウール・・・初めて聞いた。何それ?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロックウールの危険性はアスベストの危険性とよく比べられます。ここではロックウールを使用することのメリットとデメリット、ロックウールとアスベストの違いなどについて紹介いたします。
ロックウールは人造の鉱物繊維
ロックウールとアスベストは、断熱や防音など同じ用途で使用されます。アスベストは人体に悪影響を及ぼし、その危険性が知られていますよね。
一方で、ロックウールはアスベストとは全く別の物質でできていて、危険性はないので安心です。
アスベストは天然産の鉱物繊維で、ロックウールは工場などで人工的に作られた鉱物繊維です。
アスベストは吸引してしまうと体内に有害な物質が残ってしまう危険性がありますが、ロックウールは吸引しても体内で分解され、無害のため心配いりません。
ロックウールの作り方
鉄炉スラグや岩石などを混ぜ、1500度~1600度の高温の電気炉で物質の溶解をさせます。
そして、それらを遠心力により飛ばすことで、わた菓子のように繊維の間に空気を入れ固定して、閉じ込めることで製造がされます。
ロックウールのメリット
単に人体へ危険性がないというだけではなく、ロックウールを使用するメリットは断熱性、吸音性、耐火性です。吸音性に優れているので、室内で大きな音を出す時の防音の建材などとして有効です。また断熱性も優れています。
断熱性とは、室外の暑さ寒さを室内に伝わりにくくする能力の事なのですが、ロックウールはこの点においても優れています。
密度が高いほど通気への抵抗力は強くなって、断熱性能が上がります。
またロックウールは耐火性にも優れているため、火事になっても燃え広がりにくいという特徴を持っています。
ロックウールのデメリット
ロックウールには使用するデメリットもあり、費用と断熱性のもろさの2点でしょう。
ロックウールはその優れた性能であるがゆえに、費用も高くなります。また、吸水性があるのですが、湿ると性質が変わってしまって、メリットであるはずの断熱性が弱くなってしまいます。
ロックウールとアスベストの違いとは?
ロックウールとアスベストの最も大きな違いとは、もちろん人体への危険性の有無でしょう。
アスベストは吸引してしまうと人体に害を与えますが、ロックウールはそのような危険性がなく無害なのです。
国際がん研究機関(IARC)は、物質を発がん性のあるものとないものとに分類しています。ロックウールはグループ3(ヒトに対する発がん性について分類できない)に分類されます。
このグループ3には、コーヒーやお茶など120種類も分類されています。
アスベストはグループ1(ヒトに対する発がん性がある)に分類がされており、非常に危険性は高いでしょう。
ここでは、【ロックウールを使用することのメリットとデメリット・アスベストとの違いは?】についてをご説明いたしました。
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